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海外モデル(並行輸入車)の購入には注意が必要です。

最近、ぽちぽちとお問い合わせが増えてきたので
久しぶりにバイク屋さんらしい話題を...

ということで。いきなり質問です。

YZF-R15 YSPモデル

このバイクは何というバイクでしょう?

正解:YZF-R15(150cc)です。

YZF-R25が発売される前に、
2年ほどYSP取り扱いモデルとして輸入されてました。
他には・・・

YBR125 YSPモデル

YBR125が3~4年ほど

YBR250 YSPモデル

YBR250が1~2年ほど

いずれも、YSP取り扱いモデルとして
輸入車扱いで販売してました。
2011~2014年の頃ですね。懐かしい

今は、YSPモデルとしての輸入は無くなったけど、
いまだに人気のシリーズです。

 

人気だから、いまだに新車が販売されてます。
並行輸入車として。

この『並行』ってのが要注意でねぇ...

並行輸入とは

正規代理店ルートとは別のルートで真正品を輸入することです。

海外の有名ブランド品等を、正規代理店以外の第三者が、外国で合法的に製造・販売された商品を外国で購入し、日本の総代理店契約者等の許諾を得ずに、正規代理店ルート以外のルートで輸入する行為を指します。

つまり「継続して輸入され、販売される商品、特に有名な商標(ブランド)の商品はその商標権を持つ外国のメーカーまたは輸出者と、日本の輸入者間の総代理 店契約に基づいて輸入販売されることが一般です。しかし、この商品が、輸入販売に関する正式の契約を結んでいない第三者によって輸入販売されることがあり ます。この第三者による輸入を並行輸入と呼んでいます。」

引用:AACD 一般社団法人日本流通自主管理協会

輸入販売に関する正式の契約を結んでいない
第三者によって輸入販売されること並行輸入と呼んでいるわけで...

並行輸入車へ、日本のヤマハから
部品の供給はありません。

「じゃあ、どこから部品を手に入れればいいの?」
↑これは『輸入元の業者』からです。

YSP(取り扱い)モデルはYSPへ。
プレスト取り扱いモデルは、プレストオフィシャルショップへ。

それ以外の輸入車は、すべて
それぞれの輸入元業者への注文になります。

そして注文時に必要なのが、『車台番号』です。

YSPもプレストも、他の輸入元さんも
この車台番号で自社の取り扱いを判定します。

すべてこの番号で管理されてるので、
自社製品ではないと判定されると
部品の出荷はありません。

例えば、日本のヤマハの場合
プラグや電球、ネジ等々
国内モデルでも多く使われてる部品は、
(普通に買えるので)この限りじゃないけど
外装等々、その車種限定の部品は
注文時に車台番号の提出を求められます。

「ケチ」とか「意地悪」とかじゃなくて
そういう仕組みなのです...

ちなみに。YBRやYZF-R15だけじゃなく
R1やR6、VMAX1700も同じこと。

US仕様 YZF-R1

国内未入荷カラーがカッコイイ!

と購入した後で知ると、取り返しが付きません😔

ひどい場合、仕向地によっては、
日本の法律(保安基準)に適合しないから
改造無しの新車車検に通らない場合もあるよ。
排ガスとか、騒音とか...

しかも困るのが・・・
「ヤマハ車だからYSPに行けば大丈夫」
↑と、無責任に売りっぱなしの店があること。

無理ですから...悲しい

マフラーに詰め物をして
誤魔化して車検を取ることは出来ないし、
部品の手配が付かなければ
どうすることも出来ないんです。

 

ちなみに。YSP福山では
いまでもYBR125やYB125SP、
FAZER125の取り扱いをしてますが、
部品の供給をしてくれる業者さんから仕入れてます。

買った後で困らない為にも
輸入車を買う時には、くれぐれもご注意を。

「ヤマハ車だからYSPに行けば大丈夫(たぶん)」
↑みたいな返答が帰ってきたら怪しいかも?ですよ。
(YSPモデルやプレストの車両ならいいんだけどね。)

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